2009/10/23
ミャンマー視察報告
JIPPO理事 末本弘然
去る10月13日~17日(帰国は18日朝)の日程で、ミャンマーを訪れました。主に貧困とういう観点からの現状把握と支援の方途を探り、JIPPOの活動趣旨の一つである国際貢献に役立てるための視察であります。
ほぼ当初の計画通り、視察並びに会合を遂行することができました。その要点のみ、次に表にして、報告させていただきます。詳しくは、会員の皆様、また広く社会に公開する形での報告会を開催し、紹介していきたいと存じます。
| 日 時 | 項 目 | 説 明 | 備 考 |
|---|---|---|---|
| 10/13 夜 |
ヤンゴン空港着 | GMIスタッフ出迎え(専用車) 眼科医・服部氏らと会食後、ミカサホテルヘ(泊) | 入国はスムーズ。 |
| 10/14 午前 |
アウン・ゼヤ・ ミン寺子屋へ | ホテルから30分で到着。ヤンゴンの北西、ライン川を渡った所にある。教育を受ける子どもは約600人。年々増加傾向に。内、136人が住込み。その半数が少年僧侶。校舎が足りず建設希望とのことだが…、設計図を見ると1500万円以上かかる豪華なもの。寺子屋の特徴として授業の開始と終了時に、丁寧なお勤めがあり、週に1回、仏教の授業が僧侶によってなされる。ここは支援団体が増えてきているので、経済的な心配はない。水利は蓮池と灌漑用の人工池がある。 |
ここは浄土宗関係が今年1月校舎建設。 制服買えない、教科書買えないという子が大半。食事も寺が提供。 |
| 午後 | ジビタ・ダーナ サンガ病院訪問 |
ヤンゴン市内にある。寄付のみで経営している病院。日本の草の根活動で、医療機器等が贈られている。総18科あるが、服部氏とともに眼科を中心に視察。白内障手術は十分にできるとのこと。今後、ミャンマー医師との信頼協力関係が築かれれば、服部氏も出張治療の可能性あり。 | 仏教寺院が営む 病院としては、 マンダレーのワッチャ病院とここの2カ所のみ。服部氏をバックアップする形の支援は考えられる。 ノートや鉛筆を 寄贈した寺子屋。 住職は、子どもたちにミャンマーの仏教・文化を大切にして欲しいと願う。 |
| 夕方 | 服部氏と面談 | 医療活動への思い聞く(「御堂さん」2月号に紹介予定) | |
| 10/15 午前 |
シュエ・ジン 寺子屋訪問 |
ヤンゴンの南東、車で約30分のタンリン村にある。子どもたちは458人。住込み生活は36人で、内6人が少年僧侶。9時からのお勤めに参列。30分の丁寧なお勤めも、皆きちんと座り、礼拝していた。続いて食事があり、ご飯と豆スープ。純朴で、明るい子が多かった。寄付がないと、食事も粗末なのだという。通いの子どもたちにも配るという。 ![]()
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| 10/16 終日 |
カードーミー 寺子屋訪問 |
ヤンゴン川をフェリーでダラーへ渡り、そこから悪路を2時間かけてジープで行く。デルタ地帯のワーバラウトゥー村(人口約8000人)の寺子屋。雨期は別ルートで小舟を使っていくとのこと。自然と人間が調和した生活を送る。当日、看護師2人が先遣隊で村人の健康相談と投薬を行っていた。53人が受診。インフルエンザ、皮膚炎、栄養失調の子らがいた。寺子屋の生徒は275人。遠くから通う子もいる。お寺の志と地元の協力者30人の寄付で運営されているが、維持に苦慮している。せめて教師の報酬ぐらいは出せたら、との住職の願い。村人は、お互い協力して生活を支え合っている。 |
素朴で温かい人たちの村。交通の便が悪く支援もなかなか行き届かないようだ。何らかの支援ができたらとの印象。 |
| 10/16 夜 |
GMIで看護師と面談 | 以上、寺子屋3ヵ所で健康診断していて、重病の人が出たときには、適切に病院へ送ったり、薬を与えることができる。平素、定期的に行うことにより、住民も安心するとのこと。 | 看護師のお寺への定期的派遣の有効性あり。 |
| 10/17 午前 |
ティンティンナイン氏と会談 | アビダルマ国際研究所へ。仏教の学習に社会人らも大勢取り組んでいる。 | 同研究所の受講は教養人としてのステイタスに。 |
| 10/17 午後 |
作家で社会活動家のミン・ユー・ウェイ氏と会談 | ミャンマーの雑誌に私の随想を掲載することに決定。ミン氏は、貧困層のために、無利子の貸付活動を展開し、その基金を集めている最中。 | |
| 10/17 夜 |
ミャンマーを離れ、バンコク経由大阪へ | 18日朝、無事、関空到着 |